君子からの一言  2007年3月

今年も桜の季節が近づいてきました。花の3月、悩みがあっても希望に向かって又歩けそうな気になる季節、とでも言えるでしょうか・・・・。
ジャカルタに行ってきました。1日出発から6日朝の帰国まで正味4日間の滞在で、大きな規模のジャズ・フェスに出演させていただきました。日本からは渡辺貞夫さんグループ、小野リサさんグループ、後藤浩二さんトリオ、小沼ようすけさんグループ、私は3日のステージでは後藤浩二さん、杉本智和さん、小沼ようすけさんというドラムレスのトリオで歌い、4日のJAPAN DAYでのステージでは後藤浩二さん杉本智和さんに今度はHARVEY MASONさんトリオで歌いました。この間の詳しい旅日記を今書い
ているところです。
今しばらく待っていただけますか?

居ない間に大阪のNHKである番組がオン・エアーになり、私は帰国してそのDVDを観ました。神戸のオゾネ・ミュージックスクールの私のクラスの生徒さん、石野見幸さんのドキュメントです。彼女は癌と戦いつつ歌い続けている歌手です。その戦いは壮絶で正視することがつらいほどの凄さです。彼女から私は音楽の持つ力、歌うことの持つ力、一期一会の命がけの演奏をしないでどうする、との思いをあらためて教えられました。
彼女の闘病の揺れ動く心の中心に音楽がある、歌うことがある、これがなかったら生きてゆけないと見幸さんは言う。私の歌を聴くと元気が出ると、つらい身体を押して東京のライブに来てくれた。それに応えられるだけの歌が私は歌えたか・・・?

君子


 

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